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2008年 07月 12日
学校も来週で、一学期が終了。
あぁ、本格的なナツの到来。 今朝は、今年お初のせみの声を聞いた。 せみの声はナツの暑さを増幅させる音響効果抜群~。 4月に大学生になり、新たな世界に飛び出した長男。 友達できるかな、とか、授業はどんなんかな、とか、サークルどないしょうとか、小学校に入学する子みたいな、幼い悩みが次々だったのに、すっかり今は楽しんでいる様子。 私たちが3月まで住んでいた住居に残り、一人暮らし。 とはいっても、私たち夫婦の仕事場なもんで、週に何回も顔を会わすし、週末には家族のところへやってくる。 チョーお気楽な下宿生活。 本人は、イッチョ前になったと思っているものの、コチラから見れば、まだまだ子供。 それでも、幼い頃、人見知りで砂場でも、お友達にお砂場グッズを持っていかれるのを警戒して、 「ここに座ってて~!」 と私を横に座らせたりしてたことを思うと、人間ってやっぱりそれなりに成長するもんだなと、感慨も深い。 今じゃ、「僕の学生生活に口を出さんといて」 などと、生意気なことを言って、私の血圧を上げたりするけど、ナツが巡ってくると、思い出す一人の友。 長男がお腹にいた頃、転勤で初めての関東暮らしだった。 実家からも離れ、友達もいない土地で、マタニティースイミングを通して、知り合った友。 大阪に戻ってからも、真ん中の静岡で会ったり、大阪にも遊びに来てもらったりした。 その彼女が、小学3年生の息子と、4歳の娘を残して逝ったのが、10年前の暑い夏の日。 長男と同じ冬に生まれたたっくん。きっといい青年になっただろうな。 入退院の繰り返しで、ほとんど一緒にいてやれなかったと言っていたゆきチャン。きっとお母さんに似て、色白のかわいい娘さんになっているだろうな。 どんなにか、子供たちの成長を見たかっただろう。 どんなにか、まだまだやりたいことがあっただろう。 ご両親を悲しませたこと、どんなにか、悔しかっただろう。 そんな、彼女をナツは強烈に思い出させてくれる季節。 ともすれば、流されそうになるワタシ。 「ま、こんなもんか。」って諦めそうになるワタシ。 彼女を思うたび、奮いたたされ、生かされている命を燃やそうって思う。
by clearmine
| 2008-07-12 12:42
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